水晶やきいもとは?
石焼き芋の石を大胆にも水晶石で焼いたやきいもです。水晶石で焼くことによって糖度が上がり、より甘くスイーツのように食べられます。
本業の板金塗装業を1ヶ月丸々休業してやきいも研究
「話題性だけではダメだ」ということで、焼き芋研究を開始。窯、焼石、芋など、調べつくしました。
安納芋がいいのか?紅はるか?試行錯誤を繰り返してたどり着いたのが水晶でした。
出演した番組で水晶石で焼くと芋を作ると糖度が上がることがわかった
サツマイモが甘くなる要因として、60℃〜80℃の時間が長いと甘くなります。
2019年9月8日放送のテレビ朝日番組【ポルポ】で専門家の髙橋貴洋さんご協力のもと検証していただきました。
12種類用意した石の中で水晶石で焼くと一番糖度が高かったのです。
水晶石で焼くと糖度が49.2度
順位 | 石 | 糖度 |
---|---|---|
1 | 水晶 | 49.2 |
2 | 花崗岩 | 46.1 |
3 | 那智石 | 46 |
4 | 溶岩 | 44.8 |
5 | 白玉砂利 | 43.7 |
6 | 碁石 黒 | 38.5 |
7 | 軽石 | 38.2 |
8 | 岩塩 | 36.5 |
9 | ブロック塀 | 36 |
10 | 瓦 | 35 |
11 | 碁石 白 | 34.3 |
12 | 大理石 | 31.6 |
13 | パラスト石 |
29.6 |
ご覧の通り、水晶石で焼くと糖度が上がることがわかり、水晶やきいもが誕生しました。
ただし通常の那智石は1kg120円ぐらいなのに対して水晶石は1kg5000円です。真似をするのはおすすめできません。
芋はしっとり系の紅はるかが基本
使用しているのは紅はるかです。安納芋人気から徐々に紅はるか人気に移行しており、糖度が高く、しっとりしています。
大きすぎると甘みが薄まるので、小さいものを水晶やきいもに、大きかったり小さすぎるものを干し芋にしようしているので、どれを食べてもしっとり甘いです。
仕入れ状況でシルクスイートや紅あずまのときもあります。